ココがポイント
・胸鎖関節を使わなければならないのではなく、胸鎖関節を使う事で得られる身体の使い方を学ぶ。
目次
1、自然体立ちから
1-1,中段突き
- 中段突き
10回
・現段階の突きの感覚を確認する。
1-2,両肘の締めで両拳中段突き
両拳両腰へ構え(引き手の位置)
- 両肘が体から離れる寸前まで突きを押し出す
- そこから両拳を中段へ突く
- 両肘が体に接するまで引く
- 両拳両腰へ(引き手の位置)
4挙動、10回
・肘が体の側面から離れるのではなく、身体の前面から離れる。
・両肘が体の前面で接するくらいに脇を締める。
・引手も両肘が体の前面へ接するくらいに脇を締める。
1-3,突きで胸鎖関節の動きを確認
右拳右腰へ構え(引き手の位置)
- 左手で胸鎖関節を触り、関節と鎖骨が動く事を確認しながら右中段突き
- 左手で胸鎖関節を触り、関節と鎖骨が動く事を確認しながら右手を右腰へ引き手
ゆっくり2挙動、10回。(左も行う)
◎、
胸鎖関節へ手を当て、突き・引き手ともに、関節と鎖骨が動いていることを確認する。
1-4,上段揚受け
右拳を右腰へ構える(右手を引き手の位置へ)
- 左手で胸鎖関節を触り、関節と鎖骨が動く事を確認しながら右上段揚受け
- 左手で胸鎖関節を触り、関節と鎖骨が動く事を確認しながら右手を右腰へ引き手
2挙動、10回。(左も行う)
・胸鎖関節が動くことで、脇を締めることで腕が上がる感覚。
・肩の力を使わなくても腕が上がるように。(肩を下げる)
・引き手も胸鎖関節から曲がっている感覚。
1-5,上段交叉受け
- 両拳両腰(引き手の位置)
- 上段交叉受け
2挙動、10回
・両手を交叉するときは腕が交差するのではなく、両肘が接するくらいに締める。
・力で両肘を締めるのではなく、胸鎖関節が動くことで両肘が接するくらいに締めることができることを確認する。
1-6,両拳両側面掻き分け
- 両拳両腰(引き手の位置)
- 両拳両側下段掻分け(慈恩30挙動目)
2挙動、10回
・胸鎖関節を使う事で、腕を長く使う。
・拳が大きい円の外周を通るように。
・両腕を交叉したときに、両肘が接するくらいに。
・掻き分けは、相手の中段突きを外側へ受けられるように。
・肩の力ではなく、腕を長く使う力の方向で、力がぶつからないように受けると力をあまり使わなくていい。
1-7,中段突き(稽古の成果を確認)
- 中段突き
10回
・稽古の身体の使い方を再確認する。
・最初と今が違うように。
2、形
2-1,慈恩
閉塞立、右側面上段諸手受から(29挙動目)
- 両拳両側下段掻分け(30挙動目)
- 右足前交叉立、下段交差受(31挙動目)
- 右前屈立、両拳両側下段掻分け(32挙動目)
- 左前屈立、両拳中段掻分け受(33挙動目)
- 右前屈立、両拳上段交叉受
・鎖骨と肩甲骨から腕を使う。
・拳は大きな円の外周をなぞる。
・両腕の交叉は両肘が重なるくらいに。
・上段交叉受は肩を下げる。肩で上げない。胸前へ交叉する勢いで受ける。
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