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押忍!ブラクロです。
みなさん稽古していますか?
今回は「独学」についてお話をしたいと思います。
空手道の稽古を続けていると、自らが学ぶ「独学」ということが必要になってきます。
特に初段以上は!
私は、黒帯になってからが空手道の本当の修行の始まりだと思っています。
私も空手で六段になり、先生や先輩に教わることよりも、自らが学ぶ「独学」をすることが圧倒的に多くなってきました。
黒帯になるまでは「先生や指導者から教わること」で、自らの知識や技術を向上させてきたと思います。
「守破離」という言葉があるように、黒帯になってからは、先生や指導者に教わることと併せて自らが学んでいく「独学」をする比率も増やしていくことが必要になってきます。
この記事では、黒帯がこれからさらにレベルアップしていくため、学んでいくための手法としての「独学」を説明していきます。
この記事で得られること
- 独学とは何なのか
- 独学をすることで、何を得られるのか
この記事が、少しでも空手を学ぶ人の参考になれば幸いです。
独学の目的は新しい「知」を得るよりも、新しい「問い」を得るためだといってもいいほどです。
引用元:2017年 ダイヤモンド社 山口 周著『知的戦闘力を高める独学の技法』55ページより引用
目次
「独学」とは「自分自身の力で学ぶ」ということ
独学とは
私が定義する「独学」とは、
師範や先生から教えを仰ぐのではなく、自分自身の力で学び答えを導き出していくこと
誰かに教わるということが悪いのではなく、自分自身の力で「学ぶ」ということ。
自らが知識や技術を求め、資料を探し、汗をかき、「その中から得られる考えや体験と照らし合わせて答えを導き出していく」こと。
今まで身につけてきた知識や技術を"更に高める"ために「独学」をすることで、「自分自身の力で学ぶ力」を高めていくことができます。
だからこそ先生や指導者から学ぶ普段の稽古は、自らが導き出した答えを照らし合わすためにも、フィードバックを得るためにも、とても大切なことなのです。
守・破・離
日本の武道や芸道には「守・破・離」という修行の段階があります。
守・破・離
- 流派や先生からの教えを守ることで知識や技術を身につける『守』
- 身につけた知識や技術を自分なりに応用、発展させていく『破』
- 原理原則を理解し、自らの境地を見出す『離』
独学とは『守』から『破』へ発展させていくための「方法」であり、高めていくべき「スキル」です。
"黒帯まで"は知識や技術を身につける『守』を大切にし、"黒帯から"は徐々に自分なりに応用、発展させる『破』の段階へレベルアップさせていく。
そのために「独学というスキル」を伸ばしていくことが大切です。
独学のためには「問い」を持つこと
残念なことに、私たちが空手に費やせる時間には限りがあります。
その限られた時間の中で普段の「稽古」や「独学」をしなければなりませんし、いきなりたくさんのことを「独学」することはできません。
そのためにも、独学をするためには「問い」を持つことが大切です。
ここでいう問いとは、「課題」「問題」「論点」と言い換えてもいいでしょう。
皆さんが、空手道を稽古するなかでの「問い」(課題、問題、論点)は何ですか?
例えば、
- 立ち方がグラついてしまうから、立ち方を安定させたい
- 高く蹴れないから、どうやったら足を高く上げることができるのか
- 技に威力が無いから、技の威力を上げる武道的な身体の使い方を知りたい
独学をするために「問い」を持つことで、何を深堀りすればいいかが見えてきます。
そして、独学をするための「問い」から「ヒントや答えが得られるか」ということが次へのポイントになってきます。
「問い」があるからこそ、「学び」を得られる
独学するなかで「どうやったら」「こうじゃないかな」という「問い」を持って練習をすることで、「学びの感度」を高めることができます。
例えば、
立ち方がグラついてしまうから、「どうやったら立ち方を安定させられるのか」という「問い」を持つことです。
その問いに対して何度も練習をしたり、指導者や資料から学ぶことで、"答え"や"ヒント"を求める「行為の密度」が高まります。
問いに対する答えやヒントは、どこにあるかは分かりません。
もしかしたら、目の前にあるのかもしれません。
空手の身体の動きや技術は、派手なところに目がいきがちですが、「本質」や「大切なこと」は、単純な動作や基本にこそ隠れているものです。
そこに気づけるかは「本人次第」ということ。
自分が探している答えやヒント、キーワードを探そうとした「問い」を持って独学に取り組んでいるか。
一つの練習からどれだけのことを"学び取れる"かは、本人が「問い」を持って稽古に望んでいるかということ。
独学という「自らが問い続ける」ことで"学びの感度を高めること"ができるのです。
量が質に転化することで、「知識」が「技術」になる
練習で指導者から言われたことを"ただやる"のではなく、"どうやったら上手くできるか"を考え、自分なりに「こうかな」と仮定し、本質や奥底にあるものを見抜くことが大切です。
自分なりに仮定した答えは間違っていてもいいのです。
なぜなら、ヒントや答えは予定して得られるものではないからです。
だからこそ、自分なりに「こうかな」という仮定をし、何度も試してみること。
空手だけでなく、技術とは微妙な加減や差がとても大切です。
自らのテーマを「どうやったらできるのか」と何度もチャレンジし、何度もチャレンジしたことの中から「自分なりの答えやヒント」を探し出すこと。
きっと、すぐに答えは見つからない事の方が多いでしょう。
たくさん練習をすることで、量が質に転化してきます。
練習をすることで新たな疑問やヒントも出てくることでしょう。
新たな疑問やヒントと結びつけて、新たな仮定を導き出したり、仕組みを考えたり。
「自分なりの答えやヒント」が新たな疑問やヒントと結びつくことで、「こうだったのか」と「知識」が「技術」としてと理解することができるようになります。
あとがき
独学とは
- 自らが知識や技術を求め、その中から得られる考えや体験と照らし合わせて答えを導き出していくこと
独学をすることで得られること
- 「自分自身の力で学ぶ力」が得られる
- 「自らが問い続ける」ことで"学びの感度を高めること"ができる
- 「自分なりの答えやヒント」が新たな疑問やヒントと結びつくことで、「知識」が「技術」としてと理解することができるようになる
私の人生の最大のテーマは「人生を豊かに暮らすために、いかに空手道を楽しむことができるか」。
空手道を楽しむために「稽古」や「試合」、「道場や空手の仲間」などが存在します。
私が空手で学ぶ全てのことは「空手を楽しむ」ためのことであり、決して「義務」や「強制される」ものではありません。
「楽しむことを努力している」という表現が一番近いと思います(笑)。
人生を豊かに暮らすために空手を楽しむ。空手を楽しむために学ぶ。
参考にした本
この記事で参考にした本です。
あなたの「問い」が得られるかもしれません。
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