ココがポイント
- 二段の昇段審査へ向けて技術の質の向上を目指す
- 後ろ足の踏ん張る力を技に伝える感覚を掴む
- 基本で感覚を掴み、組手で試し、その使い方を移動基本に生かす
目次
1.その場基本
1-1.足を後方へ下げて後屈立(1)
○自然体立ちから
- 右足を後方へ下げ右後屈立ち(右足後ろ)、左中段内受け
- 左前屈立ちになりながら左上段刻み突き
- 右中段逆突き(足はそのまま)
- 自然体立ちへ戻る
反対側も行う。
3挙動 交互に10回。
1挙動 交互に10回。
ポイント
- 自然体立ちから、足を後方へ下げた後屈立ちの後ろ足の着地する反作用(踏ん張る力)を中段内受けに伝える
- 右後屈立ち(右足後ろ)から左前屈立ち(左足前)左刻み突きは、後ろ足の強い押し出しで
- 左上段刻み突きから右中段逆突きの腰の半身から正面は、後ろ足の押し出しで
- 自然体立ちから後屈立ちへの後ろ足の踏ん張り、後屈立ちから前屈立ちへの後ろ足の押し出し、腰の半身から正面への後ろ足の押し出し。『3回後ろ足を使う感覚』と、『後ろ足の力を技へ使える感覚』
1-2.足を後方へ下げ後屈立ち(2)
〇自然体立ちから
- 右足を後方へ下げ右後屈立ち、左手刀受け
- 左前足中段前蹴り(後屈立のまま)
- 左前屈立ちになりながら、右中段貫き手(縦貫き手)
- 自然体立ちへ戻る
反対側も行う。
3挙動 交互に10回。
1挙動 交互に10回。
ポイント
- 自然体立ちから、足を後方へ下げた後屈立ちの後ろ足の着地する反作用(踏ん張る力)を手刀受けに伝える
- 後屈立ちでの前足前蹴りは、後ろ足の踏ん張る力で(重心を後方へ逃がさない)
- 右後屈立ち(右足後ろ)から左前屈立ち(左足前)右中段貫き手は、後ろ足の強い押し出しで
- 3回後ろ足を使う感覚と、後ろ足の力を技に伝える感覚
1-3.足を後方へ下げて前屈立ち(1)
〇自然体立ちから
- 右足を後方へ下げ左前屈立ち、左下段払い
- 右上段逆突き(右手を腰へ引き手まで)
反対も行う。
1挙動 交互に10回。
ポイント
- 自由組手の動きで
- 下段払い、逆突き、引き手までを、後ろ足の着地、反発する瞬間的な1挙動でのタイミングで
- 上段逆突きは、足を後方へ下げた後ろ足の着地する反作用で
- 肩の力で技を出すと遅くなる
- 瞬間的な連続技の感覚
1-4.足を後方へ下げて前屈立ち(2)
〇自然体立ちから
- 右足を後方へ下げ左前屈立ち、左下段払い
- 左上段刻み突き(左手を腰へ引き手まで)
反対も行う。
1挙動 交互に10回。
ポイント
- 前屈立ち(1)のタイミングで下段払い、刻み突き
- 同じ手で受け、突きの1挙動のタイミングや、コース
- 「伸ばさないと曲がらない」「曲がらないと伸びない」を意識して、同じ手で受けて突く
- 直線的なコースで伸ばして曲げると、体が止まっている時間ができる
- 受けから突きまでを「小さな曲線」を使い、身体が止まっている時間を無くす
2.約束組手(受け側の練習)
ポイント
- 受けから反撃までを、後ろ足の反発する1挙動のタイミングを掴む
- 相手がいても肩の力を抜いて、後ろ足の反発力を突きに伝える感覚
- 下段払いは、下げる足の力で受ける(力で受けない)
- 受けた間合いが遠ければ、残身は前へ詰める
- 受けた間合いが近ければ、残身は後方へきる
2-1.下段払い、逆突き
〇攻め側(基本の動き)
- 左前屈立ち、左下段払い構え
- 右中段追い突き
〇受け側(自由組手の動き)
- 自然体立ちから右足を後方へ下げ、左下段払いで中段突きを受ける
- 右上段逆突き(引き手まで)
- 残心
下段払い、刻み突き
〇攻め側
- 左前屈立ち、左下段払い構え
- 右中段追い突き
〇受け側
- 自然体立ちから右足を後方へ下げ、左下段払いで中段突きを受ける
- 受けた左手で左上段刻み突き(引き手まで)
- 残心
下段払い、逆突きor刻み突き
〇攻め側
- 左前屈立ち、左下段払い構え
- 右中段追い突き
〇受け側
- 自然体立ちから右足を後方へ下げ、左下段払いで中段突きを受ける
- 右上段逆突き or 左上段刻み突き(引き手まで)
- 残心
ブラクロ
・状況に応じて、逆突きや刻み突きを使い分けてもいい
・思わず出る技が得意技になるかも
・思わず出る技が得意技になるかも
移動基本
二段の移動基本
二段の昇段審査の移動基本をひと通り行う。
ポイント
- 下半身を踏ん張る瞬間的な力を技に伝える感覚を移動基本に生かす
- 肩や腕だけの技にならないように
- 連続技でも下半身の力を技に伝えられるように